岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2011-10-21

瑞穂市F邸 地中梁の検査

瑞穂市F邸の地中梁の配筋が終わったので、検査に行きました。

木造住宅でほとんど平屋なのですが、PHC杭を打つことになった建物です。


地中梁の配筋。木造とは思えない…
ほとんど平屋なので、いわゆる「二階建ての普通の木造住宅」よりも軽いのですが、基礎構造はRC構造の建物と同じく、地中梁の構造です。



今回は外構の擁壁も一緒にコンクリート打ちをします。
水が多い土地柄なので道路の冠水を考え、道路よりも敷地内の地盤レベルを高めに設定してあるのですが、その土留めの擁壁です。
地中梁で支える構造。
ベタ基礎とは見た目もかなり違います。



建築面積が広いので、ずいぶん大きな建物にみえるようですね。
近所の方は口々に「大きい家…」と。
実際はそこまで大きくはないんだけど。


通常のベタ基礎では土間コンクリートをしっかりと板をつくるのですが、この建物では梁のみ。
梁と梁の間は、構造ではないのです。

でも、地面からの湿気が上がってくるのを避けるために、この後の工程で防湿コンクリートを打ちます。

地中梁は埋め戻されるため、そうなると通常のベタ基礎のように見えることでしょう。

窪江建築設計事務所  窪江健

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