岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2011-05-31

三十三間堂

弟を訪ねて京都に。


小学生以来まともに京都観光をしていないため、普通に国宝を見ようと三十三間堂に行きました。
長い!とても長いお堂です。


修学旅行の知識、記憶はまったく失われていましたので、初めてのように楽しめました。
基本構成は、手前に仏が30体、後ろに仏が1000体、中央に大きい仏が一体です。
手前の30体(風神雷神と28部衆)には各々名前と説明がついていて、これが面白い!



戦闘神である「阿修羅王」や、福を与える「大弁功徳天」なんかはよく分かるんですよ。海の安全のためのワニの神「金比羅王」とか。なんか国や人民を守ったり、災いを避けたりするために必要ですよね。
だけどお香を常食とする音楽神「乾闥婆王」とかよくわからないし、蛇が怖かったのかなー、蛇を食べる孔雀のカミサマ 「金色孔雀王」や、それでは足りなかったのか蛇の神様もいるし、 ケンカしないのかな。
いつも付き従って修行をよくがんばった普通のおばあさんが入っていたり、バラモンの神、ヒンディーの神、ゾロアスターの神と何でもござれですよ!

「三十三間もあるの?ホント?
見えないねー、ぜんぜん見えない
オジサン、三十二間かと思った!」

逆に日本人の穏やかさがよく出てると思いました。
教義や神仏が絶対ってわけじゃなく、使えるもの、ご利益のありそうなものはとりあえず取り入れてみるっていう合理性がすごい。
日本だったら各国の神様同士も譲り合いをしてそうな、そんな平和な雰囲気を感じました。


普通の観光もたのしいですなー。










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