岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2015-07-22

将棋など。

小学校の頃に覚えて、好きだった将棋。
でも、やる相手もあまりおらずずっとやっていなかったが、数年前から指すようになった。

本を読んだりしながらネット将棋に励んできたが、現実世界で盤駒を使って指す機会は、やっぱり少ない。


最近、「同級生の子供が将棋にドハマリしている」という事実を知り、お家にお邪魔して時々将棋を教えています。
教えれば教えるだけみるみる強くなっていく。
若いってスバラシイですね!(小学校低学年と、幼稚園の兄弟です。)

いずれ私より強くなっていくだろう、と思うと 嬉しいようなしいような…。
(数カ月後にはそうなるだろうなぁ)

でも、一生懸命勉強したことが次の世代に活かせられる、というのは非常に大きなヨロコビであります。


兄弟でも、全く棋風が異なっているのが面白い。
攻めっ気100%の兄と、慎重な駒組の弟。

ちなみに、私の棋風は「のらりくらり」です。
ガチガチに玉を守るのも好きでないし、かといって攻め好きでもない、状況や相手の手を見ながらバランスをとるタイプのようです。


小学生でここまで指せるのもスゴイ、幼稚園でここまで指せるのも驚く。




序盤は静かに始まる…。
盤、駒はヤフーオークションで安く入手できるので嬉しい。
激しい攻め合いへ。
そんな終盤では大人しく座っていられない!
この後、王手龍取りを食らい、泣きそうになる。
同級生はパン教室の先生ということで、
手作りナンとカレーをごちそうになる。
おいしい!

2015-07-10

マンション プチリノベーション現地調査

古くなってしまったマンションを、いまの若い人向けにするためにプチリノベーションしたい、とのことで、現地調査に行ってきました。

確かに古めかしい間取りで、部屋がいくつも分断されて使いにくい。
しかし、周りの雰囲気はいいし、川に向かって開けておりプライバシーも確保しやすい、とてもいいマンションでした。

広さも夫婦には広すぎるが四人家族だと微妙に狭いので、工夫のしがいがあります。


どれくらいの規模で手を入れるか?なども含めて、スタディー開始です。



2015-07-09

野方の家 その後と、 その後…(いつもの)。

6月末に引き渡した野方の家ですが、引き渡し後、即日引っ越しという強行スケジュールを経て無事に住まれているようです!

その後の様子見や駄目工事のチェックなどのため訪問してきました。
住んでからの「ここに穴を開けたい」「ちょっと扉をカットしてほしい」などの細かい要望も、施工の渡辺さんに快く対応して頂く。
ありがたや~

先行配管をしたエアコンも無事に取り付き、いよいよ完成か?!という感じだが、まだカーテンがついていない。
「とりあえず必要を感じないからー」とのことだが、なんとかなるものですね。


また、設計中に私が「大丈夫ですよ!」というものの不安げだったモノゴトが、実際に住んでみると全然問題なかった、という報告を聞いて安心しました。(ゴリ押ししたわけじゃないんですがねー)

ということで、その後はいつものようにお昼ごはんをごちそうになる。(いつも!)
台湾旅行に行ったばっかりということで(?)中華料理屋さんへ!!
(クライアントがフレンチ、イタリアンのお店のマネージメントをやられているため、次から次へといい店に連れて行ってもらえるという幸福)


広東料理屋さんで、とても香りを大切にしたお料理でした。おいしかったです
食前、食中、食後と中国茶がでてきて、コダワリが伝わってきます。

コダワリ、だいじですね!




以下写真と感想など
(うろ覚えのため、料理などの細かいところは間違っている可能性大!)


伏見の茗圃さん
左が食中、右が食後のお茶です。
食前は龍井茶を一昼夜水出ししたものでした。
外はもち米を揚げてあり甘い。
中は肉の旨味と塩分。
一品目の写真を撮るの忘れてしまった!
鳥の蒸し物です。
しいたけと蕪のスープ。かなり繊細な味
慎重に探ると、生姜とか麦とかいろいろな大地の味
プリエビがはいっております。

追加の小籠包。皮が厚め。
赤酢や醤油も微妙に香りが複雑でした。
エビチリ?甘酢だから違うか
素材がおいしい
北京ダック。特有の
「暴れるような旨味と甘みと油」という感じでなく、
コントロールされたバランスの良い味
炒めものは、なんとカレー炒め
夏野菜のカレーというかんじですかね。
べったりではなくさっぱりという感じ
炒飯。さらり
杏仁豆腐。シンプルで甘すぎない

2015-07-06

幸町の家 実施設計中、変更中

無事に設計契約を済ませた、浜松市幸町の家ですが、プランは確定!したのですが、内部の空間としてまだしっくり来ていませんでした。

その空間意外の実際的な課題などもすこしずつ出てきており、なにかもう一段階進化しそうな予感…

ということで考え、屋根形状と室内の空間の質を少し変えてみました。

模型を見て頂いて 一発OK!!
いろいろな課題が出て、それぞれをシンプルな一つのアイディアで解決していくのは、とても快感です!

この方向で突き進みます


片流れの屋根を方形に近い形に変更し、
室内から庇のコーナー部分を見せることで外部を切り取る。
明快なダイナミックな空間から、落ち着く空間へ変更です。

2015-07-02

台湾旅行 三日目、四日目 -再度台北-

台湾旅行三日目。本日も晴天です。

午後に台北に戻り、華山1914文創園区と松山文創園区。
それぞれ、酒造工場と煙草工場のコンバージョン。

華山1914がかなり良かった。
レンガの建物が群立していて、町並みのよう。
建物と建物の間隔もとてもよくて、高さと間隔の関係や明るさや抜けなど、いい勉強になった!

夜はどうしてもいきたかった客家料理「客家小館」へ。
地元客で予約がいっぱいなため、予約の必要がある。
日本から挑戦するも、中国語が通じず撃沈。電話で中国語は、まず無理ですね…
そのまま台湾に入りましたが諦めがつかず、ダメ元で宿泊ホテルの受付の人に頼む。
電話してもらい、どうにか予約がとれたお店。

美味しかったです。



華山1914文創園区
レンガの建物がかなりたくさん建っています。
それぞれがカフェや雑貨屋、ギャラリーなどに使われています。
隙間の空間もとても気持ちが良い。
建物高さと距離の関係を把握してスケールを身につけることは
空間を作る上でとても役に立つと思っている。
レンガ街に突如登場。藤森建築。
足の部分は鉄骨構造に「巨竹」という竹でカバーしている。
台湾の竹がかなり大きくなっているようで、このサイズはとても珍しい
直径約30cm
レンガ造の建物よりも長生きしてそうな木がある。
中庭のような感覚の間隔
松山文創園区。煙草工場の向かいに商業ビルがあります。
設計:伊東豊雄

四日目は台湾のお茶を体験。
茶芸館「小慢」。細かい名前は失念してしまいましたが、カテゴリーは白茶と青茶。


本当に落ち着く空間で、お茶の香りに集中できるような、そしてリラックスできるような場所でした。
白茶がおいしかった。
甘さがとてもおもしろい。実際に甘いわけではないんだけど、香りが甘い。

一煎目はお店の方に入れてもらうが、二煎目からは自分でいれる。
同じお茶なのに、自分で入れるとあまり香りが出ないという不思議。
(三煎目はうまく行ったが、四、五煎目はイマイチ。難しすぎる)
茶芸館「小慢」オーナーは日本語ペラペラです。
「喋れる」ではなく、ペラペラです。
茶菓子も、台湾のものです。とても落ち着く空間でした。

そして帰国です。
とても近くて行きやすい国でしたので、また機会があれば行ってみたいです。



台湾旅行 二日目-宿泊、雑感-

台湾旅行の二日目続き。
一日目で書いた通り、今回は台北宿泊付きのツアーだったのですが、どうしても台中に行きたかったので台中に宿泊しました。



大きな荷物は台北に置いたままですので、気軽身軽ですね。

宿泊は 「INO HOME」というカフェ 件 宿泊施設です。
が、全部で二室しかありません。

中国語ができないのですが、翻訳サイトの力をかりてどうにかメールで問い合わせして予約がとれた場所です。
インターネットは便利ですね。

台中の街を歩いているとしばしば見かける住宅と全く同じ建物なので、おそらくもともと規格住宅だったのでは? を上手にリノベーションしているようです。

台北の宿泊地はただの狭いビジネスホテルだったので、広々としたバルコニー付きの小奇麗な部屋はとても嬉しかったです。
宿泊料金も一泊2400台湾元で、約9600円ですね。
朝食付きでこれならとてもお得だと思います。


外観。1階がカフェで二階が宿泊施設
部屋。寝室と水廻りだけだけど、洗練されている。
ベッドです。
アメニティーは全てL'OCCITANEでした。
左側の長方形は木製の開き扉。ハンドルも押手も無いけどOKでしたよ
対面する住宅の窓には植栽がかかっているため、目線が気にならない。

台湾を歩いていて思うことは、とても緑が多いこと。
熱帯に近い他の国もそうなのかもしれませんが、公共部分だけでなく、個人の住宅にもかなり植栽が入っているのが印象的でした。

特にバルコニーや大きな窓部分に、結構ムリヤリ(笑)植えているのですが、ちょうどスクリーンのような効果を発揮して、バルコニーにでてもまったく目線が気にならないですね。

(実際に目が合わなくても、「合うかもしれない、見られるかもしれない」と思うだけですこし身構えてしまう心理がありますので)


・緑が多い
・きれい好き
・食事おいしい
・中華料理とはいえ、各地方料理のバリエーションがけっこうある
・交通費安い
・日本語でなんとかなる

などの特徴があり、言われている通り、かなり旅行しやすいです。

そしてデザインに関しては

・公共の建物には必ずパブリックアートを設置しなければいけないという法律がある
 (建設費の1%とのこと)
・そこらへんのベンチや道などがちょっとデザインされている
・古くなってしまったが良いもの(近代建築など)を、手間がかかっても維持する

など、行政側がデザインに理解がある?様子。

日本のほうがもちろん洗練されたデザインは多いですが、どれも民間ばかり(商業目的)で、ちょっと役所が絡むと、急にデザインされなくなる。
(デザイン心を持つことが「悪」かのように)

デザイナーが入ると税金のムダ、とクレームがつくのを恐れているからか…



そんなこんなで、結構台湾好きです。

コンビニに、効きそうなものが!この笑顔ですよ。
おじさん。自信からくる、この笑顔

2015-07-01

台湾旅行 二日目 -台中-

台湾旅行、二日目は台中へ

四日間とも雨の予報だった台湾の天気は…

「意外!それは晴れ!!!」

ということで完全に晴れました。


台中へは高鐵(新幹線)で1時間弱と近い。
市内は、台北に比べると「整っている」印象。都市計画が効率よくできている感じですね。

まずは東海大学へ。
大学構内でも学生が至るところで掃除をしている(!)のに驚く。
台北の路上でもそうでしたが、みんな掃除をしていて、アジア特有の雑多なごちゃごちゃはあるものの、どこもキレイだったのです。
日本統治のせいなのか、もともとの気質か…。教育なのか
少なくとも中国の杭州に滞在していた時とは比べ物にならない意識の高さ。


構内のチャペルをみる。
中には入れないのが残念ですが、覗きこむ。
事前の写真では、丹下健三設計 東京カテドラルに似ているのかなー、となんとなく思っていたが、印象は全く別だった。

構造のワッフルが上に行くに従って薄くなり、抜ける空間。
用途が学生のホール的な使い方なので、印象が全く逆なのも当たり前か。

次に台中歌劇院
まだオープンしていないので外観だけ。そしてあいかわらず覗きこむ。
内部と外部の関係などは体験できていないので、また完成後に来ます!


その後、コンバージョンの事例として、宮原眼科へ。
もともと眼科だったレンガ部分と、突き抜けるようにして新しく作られたガラス部分。
構造ごとあたらしくなっている感じですね。新しい鉄骨構造から既存の木構造が釣られているようです。


その後台湾国立美術館。
入館料タダで助かる!
特別展は有料(当たり前!)。草間彌生展でした。


行ければ行きたかった 安藤忠雄設計 亜州大学現代美術館は、遠すぎて断念。

チャペル 設計:I・M・ペイ
4枚の膜のような構造が合わさるように立っている
人の手を合わせたカタチとも言われているようです
対面に相似的な形のパーゴラ。

上に向かっていくに連れてリブの厚みが変わっていく。
台中歌劇院 設計:伊東豊雄
チューブ状の空間が、内部と外部が連続するようにつながっている
グレーの部分とガラスの部分は、思ったよりのっぺりしていて、
内部と外部が裏返っている部分は一部だけだった
中から見てみたい!
案内も外構も完成しているようなので、てっきり中に入れるものかと思った
が、まだ工事中で、外部のシーリングなどをしていました。
国立美術館
草間彌生展とのことで、屋外まで溢れだしております
中ももちろん、溢れております!

夜は地元の人気食堂のようなところで台湾料理。


台湾の食事を食べていると、どうも発熱する体になっていくようです!
初日きついと思っていた「室内の過剰な冷房」が心地よくなってきた。
体表をクールダウンしながら、内部で発熱できるようになり、どうも調子がいいです!