岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2011-10-28

日本の伝統

今日朝方、七代目 中村芝翫さんの告別式のニュースをみました。

成駒屋!!!


歌舞伎に詳しいわけではなく、もちろん中村芝翫さんの舞台を見たこともないのですが、「芝翫」の名前に聞き覚えがあるのです。なんでだろう…。


と朝から考えていたのですが、やっと思い出しました。

りかんちゃ、に、しかんちゃ」です!





以前聞いた、三代目三遊亭金馬師匠の「孝行糖」というお話に出てきた名前ですね。

いやー、一度チラッと聞いただけなのに、覚えているもんですね。
その話はというと…

2011-10-22

【プロジェクト】

幅4M×長さ26Mの延長敷地かつ旗地でもある
この敷地は、 合計100坪あるのですが、
建物が建てられる部分は約70坪でした。

クライアント様のお子様2人も社会人となり、
ご長男は離れた土地で世帯を持たれ、
ご次男もいずれは独立される可能性もありま
すが、いつでも御家族・クライアント様の
御両親 が集まり、
くつろげる家を希望されました。

またクライアント様ご自身が住まわれる事だけ
でも完結し、将来2世帯や御両親を看ることに
なってもすべて可能なプランを
平屋でまとめました。

<全体>



 <北西面>






南側はすべてデッキで埋め尽くしました。
(雑草などの面倒な処理が不要のため)










<南西面>






模型は外観がシンプルなので、
今回は内部の間取りをしっかりつくりました。
屋根を取り外し可能にして、
内部が見えるようになっています。
そうする事によりコンセプトや住い勝手のイメージが
より膨らむと思います・

左写真の黒いポッチ・・・あれイスなんです。










<内部>



大澤

2011-10-21

瑞穂市F邸 地中梁の検査

瑞穂市F邸の地中梁の配筋が終わったので、検査に行きました。

木造住宅でほとんど平屋なのですが、PHC杭を打つことになった建物です。


地中梁の配筋。木造とは思えない…
ほとんど平屋なので、いわゆる「二階建ての普通の木造住宅」よりも軽いのですが、基礎構造はRC構造の建物と同じく、地中梁の構造です。



今回は外構の擁壁も一緒にコンクリート打ちをします。
水が多い土地柄なので道路の冠水を考え、道路よりも敷地内の地盤レベルを高めに設定してあるのですが、その土留めの擁壁です。
地中梁で支える構造。
ベタ基礎とは見た目もかなり違います。



建築面積が広いので、ずいぶん大きな建物にみえるようですね。
近所の方は口々に「大きい家…」と。
実際はそこまで大きくはないんだけど。


通常のベタ基礎では土間コンクリートをしっかりと板をつくるのですが、この建物では梁のみ。
梁と梁の間は、構造ではないのです。

でも、地面からの湿気が上がってくるのを避けるために、この後の工程で防湿コンクリートを打ちます。

地中梁は埋め戻されるため、そうなると通常のベタ基礎のように見えることでしょう。

窪江建築設計事務所  窪江健

2011-10-17

KaraKaran*さん10周年記念パーティー

10月15日(土)岐阜のおしゃれナチュラル花屋+雑貨屋さんKaraKaran*さんの10周年記念パーティーに
行ってまいりました!
徹明通り、明治安田生命交差点の信号待ちでふと目に留まる、
ツタのからまるいい感じに古びた細長い建物、記憶にございませんか?
その建物がKaraKaran*さんです。

私事で恐縮ですが、1級建築士試験に合格したときに元事務所の先輩Tさんが
ここの花束をお祝いにくださり、 素敵すぎてとても感激したことを覚えています。

会場は、KaraKaran*姉妹店nii-B
私が着いたころには、もう沢山の人たちが賑わっていました。

お酒ドリンク類はなごみカフェ&こだわりレコード屋
cafe&music OPUSさん、
お食事はおしゃれカフェcafe kante manfilaさんが担当されました。
OPUSさんの美味しいドリップコーヒーも注文したら
その場でマスターが入れてくださり、
kante manfilaさんのテリーヌも美味しかった!
ケータリングでレベル高し・・・!満足~。
(写真左端、鶏の雑穀米詰?みるからに美味しそうでした)


ライブはChemical Codex さんのAsid Forkでまったり始まり・・・・
いい感じになった所でやさぐれ?アフロ姫レモンちゃん登場!!

ある時はワックワックリズムバンドの専属シンガー、
またはある時は武内享(ex.チェッカーズ)主催の昭和歌謡イベント
「バー武内」の専属歌手で全国を廻るなど、
多方面で活躍されている彼女です。

東京在住ですが岐阜出身でもあり、
ここ近年ミニライブでちょいちょい岐阜に登場しています。
歌はパワフルで引き込まれ、かつベシャリも上手い!!
おしゃべりだけでも十分やってけれます。(さだまさし、やしきたかじん?)
サービス精神&エンターティメントあふれるパフォーマンスに皆上げ↑↑状態に。
早業クルリンパ衣装変えもこの後やって くださり、皆どよめき盛り上がる!



ライブ途中のハプニングお祝いケーキもド迫力でした。
お店を10年続ける事って本当にすごい事です。
いや~、胃袋も耳も眼も楽しませてもらいました。皆が笑顔あふれるひとときでした、
KaraKaran*さん10周年、おめでとうございます

大澤

2011-10-15

【プロジェクト】RC4階建てリフォーム計画

静岡県、RC造の4階建ての建物のリフォーム案です。
既存建物の幅、なんと3.5メートル…。

古い建物なので、まず構造のチェックをし、構造の補強の仕方を検討。目処がたちそうです。
外壁は痛みが激しいので、既存の外壁の上に新しい壁を作ります。

二世帯が住むことができるようなプランになっています。

新しくつくる外壁。バルコニースペースも追加

2011-10-12

「ひあゆ丸」に会いました

ひあゆ丸と鮎菓子
先日、岐阜公園で行われていた「岐阜町の縁日」に行って来ました。
かつて「岐阜町」と呼ばれていた金華・京町地区。その地域の呉服屋さんや お菓子屋さんの経営者が主催していたお祭りです。

食べ物や手作りの雑貨などが売られていました。ひと通り楽しんでいると、よく分からない生物発見!

岐阜市のゆるキャラ「ひあゆ丸」です。ご存知でしょうか?
私は存じませんでした…。

2011-10-07

【プロジェクト】袋井市M様邸~段差のある敷地に建つ店舗、住宅~

静岡県袋井市のM様邸のプラン提案です。
道路より敷地が少しずつ上がっており、最も高い所で3メートルほど上がっています。

この敷地に、店舗と住宅の機能が必要とされました。
道路レベルに店舗を、また店舗の奥に住宅を配置しています。

店舗と住宅は、階段を含んだアプローチでつながっており、店舗の屋根をくぐるようにして住宅にアプローチします。

道路からの眺め。住宅部分はかなり上がっています。


2011-10-01

京都/フェルメール&ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

こんいちは!

窪江建築設計事務所スタッフの大澤と申します。
ぽつりぽつりと投稿させていただきますので、よろしくお願いいたします。

10月に入って、ようやく秋の気配が感じられるこの頃・・・。
秋といえば、芸術の秋ですね!

ただいま京都市美術館で2つの展覧会が開催されています。
9月の連休中に、1日はしごして行ってまいりました! 

                   
                   <フェル
メールからのラブレター展>

11時半頃に美術館に到着したのですが、もはや美術館前に人だかり。

えっなんと50分待ち・・・!
もう一つの展覧会は待ち時間なし、とのアナウンスが。

でもせっかくだからと並んでみましたが、思ったより早く進み30分ほどで美術館に入れました。
(入ってから展覧会入場まであと10分程待ちましたが(笑))

17世紀オランダの風俗画を中心とした構成で、当時のオランダの人達の生活がうかがえます。

一見ただの風俗画に見えるのですが、ちらばれたモチーフにメッセージ(意味)が含まれており、楽しめます。(簡単な解説有り)

展覧会最後の3点がフェルメールでしたが、やっぱり同時代の画家たちとは雰囲気が違っていました。
映画のワンショットのような・・・。 観ただけで物語の想像が膨らみます。

↑(手紙を読む青衣服の女)ヨハネス・フェルメール※この作品、修復されて甦り、修復後世界初公開。




<ワシントン・ナショナル・ギャラリー展>

9月13日から始まったばかりだからでしょうかこの展覧会、先ほどのフェルメールとは違ってスムーズな入場。
それでもさすが、大勢の人が鑑賞しておられました。

ナショナル・ギャラリーが日本に来るのは12年ぶり、全83作品のうち、初来日約50作品も。
印象派、ポスト印象派の作品群が展示されています。

正直、印象派ってボケボケしたタッチ(代表:ルノワール)であんまり好きじゃない・・・と思っておりましたが、今回一群の作品を見て、「・・・印象派って、結構いいかも」と、まさに印象が変わりました!



個人的には、スーラ(超・超こまかい点描画を書くあの方)2作品とセザンヌ(静物画で有名なあの方)の人物画、初めて知った女流画家メアリー・カサットが良かったです。


もちろん目玉であるこのフィンセント・ファン・ゴッホ(自画像)も、見ごたえがありました。最晩年の作品です。
瞳が!あっちの世界にいっています・・・。

今回3作品もゴッホが展示されておりますが、全ての作品絵の具タッチから伺えるエネルギーが、尋常ではない迫力を感じます。


<フェルメールからのラブレター展>京都市美術館は~10月16日迄。
http://vermeer-message.com/ ←当日混雑時間がわかります。今後は宮城、東京と巡回の予定です。

<ワシントン・ナショナル・ギャラリー展>9月13日~11月27日迄。
http://www.ytv.co.jp/washington/index02.html

同じ美術館に大きな展覧会が重なる機会はあまりないので、岐阜から行ってみて良かったです。

大澤