岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2015-09-27

大野町の二世帯住宅 プレゼン

大野町にて二世帯住宅のプレゼンをしてきました。
現在、二戸建て二世帯で住まれているため、あたらしい生活はイメージしやすいと思います。

広い敷地や既存の庭を残しながら、一番ゆったりと暮らせるような家を提案しました。

伝統的な平屋の和の部分と、少し近代的でオープンな部分を作り、それぞれ普遍的な快適さを設けてあります。
20年後にお孫さん達が住み継いでもらえることも意識しました。

(構造は大丈夫だけど、趣味が合わなくて住みたくない!というのは避けたいですね)

お施主様の建物に関する考え方を考え、かなり和の建物になっています。
平屋、離れ、吹抜、二階など、いろいろな良さがある住まいになっています。

2015-09-22

本見積、調整or変更?

浜松市、夫婦二人の住まいの実施設計が終わり、積算も終わったのでお施主様と打ち合わせ。


建物の質を高く保ち、面積も比較的大きく設計しているため、当初の予算からオーバーしてしまっています。

予算に収めていく場合は、2つの方法があります。

・建築の質を下げ、家の間取りを維持する
・建築の質を保ち、家を小さくする

どちらが正解ということは無いので、その都度一番よい方法を考えていきます。

簡単なのは前者ですね。
無垢の材料をやめて合板フローリングに変えたり、塗り壁や天井の無垢板をクロスに変えたりなど…。
間取りも変わらず時間も短縮できますが、手に触れる部分の質が下がってしまいます。


打ち合わせをしながら、今回は後者を選びました。
現在お住まいの規模が大きかったことから、想像しやすいように大きめの住宅を設計してきましたが、小さくなってもいいから、良い建築にしたい!という強い意志を感じました。

時間はかかってしまいますが、すこしずつ理想の住まいに近づいているのを感じます! 

2015-09-14

オープンハウスの見学と、睡眠と、発見

日曜日は安城にて、佐々木勝敏さんの住宅の見学会に行ってきました。
遠そうだけど、電車だと一本で行けるので案外近かったです。

夫婦2人の住まいとのことです。
面積は小さい家ですが、一つ屋根の下で 一つながりの空間でありながら、いろいろな場所を備えた空間です。また、特別な空間である茶室もうまく内包されていました。



事務所に戻ると連日やたらと打ち込んでいるスカッシュの疲れか、体調が悪く寝てしまいました。
そして目が冷めて、財布を落としていることに気付く。(1年ぶり9回目)


そして失意のうちにまた眠り、夜が明け、少し焦りながら思いつくところに電話をし、無事、ドラッグストアにて発見しました。(1年ぶり9回目)

ダメですねー。
いつも落とすのですが、いつも無傷で戻ってくるので一向に懲りないようです。
ダメです!!

ということで、カード型のGPSの購入を真剣に考えております。(その前に、気を付けろ!)


佇むように建っています
方行の屋根の垂木のオーダーに導かれるように空間がつながっています
茶室周りの空間は、光の溜り場となり、日常空間との仕切りにもなっています

2015-09-07

浜松市フィルターハウス 配筋検査等 

請負契約から諸事情で時間がかかってしまっていますが、フィルターハウスの配筋検査に行ってきました。
敷地ギリギリに構えていたり、中庭を囲むように配置していたりということで、配管の工事がとてもタイヘンです。

埋まってしまう部分なので、慎重に見ていきたいです。


配筋についても、基礎コンクリートが仕上になっていたり、床が低く、床下空間が殆ど無い場所があったりと、出来上がりの空間を再度イメージしながらゆっくりと確認しました。

難しいところが多いですが、現場の方に助けてもらいながら順調に進んでいます。



打合せ後は お施主様にご飯をごちそうになりました。
が、焦っていて写真を撮り忘れてしまった!

現場の隣の有名なイタリアン料理屋さんでお腹いっぱいに。
「この世に悪いポテトは存在しない」という真理を再確認するという、シュールな昼食でした(笑)
ごちそうさまです。


中庭を囲むような建物配置。
構えは大きいですが、寸法としては結構狭い家です。
その狭さを和らげるため、外部を取り込むようになっています。

2015-09-06

京都 岩倉の家のその後

お引き渡し後2年近くになる、京都の岩倉の家にお邪魔しました。

中庭に面した木製建具が反ってしまい、動きが悪くなってしまったとのことで、工務店さんと調査に。


枠から設計できる木製建具は、既成アルミサッシに比べるとサイズの制限が少なく、とても自由です。
また、空間を繋げたり、フィルターのように曖昧に仕切ったりと、空間の質感のコントロールがでkりうので、チャンスがあれば使うことが多いのです。がやはり、自然のものなので当然ながら反ったり狂ったりなどの動きがあります。


岩倉の家の中庭にも大きな建具があり、冬は冬で動きが悪くなり、また夏は反対側に動いてまた動きが悪くなるなどを繰り返してきました。温度や湿度や日当たりなどの影響ですね。

3年位は動き続けるので、あまり削ったりする調整はしたくないなー、と思っていますが、動かないとなるとタイヘンなので、今回は建具を外して見てみることに。

建具自体はあまり反っていないようですが、框の下の部分が若干転んでいるようで、敷居にぶつかっているようです。


動きも最初のころに比べるとかなり落ち着いてきているので、今回は建具を削らず、戸車の高さを変えることで調整しました。


それ以外はあまり不具合はなさそうで、外部木部を塗装するくらいですかね。
やっぱり、庇がしっかり出ていると全然違いますね!

一生懸命調整してもらっている間に、囲碁を教わる。(9路ですが…)
五段の腕前をお持ちなので恐縮ですが、とても勉強になりました。
ルールを覚え、アタリなどの局所的なところは覚えたが、
フワッとした部分が全然わからないんですよね。広すぎて。
そういう感覚的なところや方針のたてかたなどを教わりました。
監督さん、横で遊んでいてすいませんです!