岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2016-07-28

流しそうめんと、けっこうな滝、感動的な空間

もう七月も終わりそう、ということに気づき驚愕しつつ、夏っぽいイベントをしようと、白鳥のほうへ流しそうめんを食べに行ってきました。

小さいころに、自然の森のなかで竹を割って流しそうめんをして以来です。
なので、竹のようなものを傾けて、そこをそうめんが流れる、というものをイメージしていましたが、ぜんぜん違うんですね。


仕組みとしては、石でつくられたサーキット状のサーキット場を、そうめんがぐるぐる周回している感じ。
漂っている、driftしているそうめんをハシで捕らえて食べる。そうめんを投入、漂う、食べると繰り返すイベントです。
そうめん待ち



早々に満足し、すぐ隣にあるらしい「阿弥陀ヶ滝」にも行ってみましたが、思いのほかとてもよかったです。


滝自体も結構な高さから落ちており、迫力満点。川の石も大きく、平たくて配置なども造園の参考になるし、何より滝の横にある岩の切れ込みの空間がとても良かった。

水の力なのか分かりませんが岩をえぐったようにして出来たスペースは、屋根でもあり、また光をとりこむ開口でもあります。
天井の一部からは水が滴り、雨が降っているよう。
光が届きにくい奥に行くに従って苔の密度が増え、光が減衰していく様が緑色のグラデーションとなり、最後には真っ黒になります。暗さ、緑の明るさ、天井の安心感、外へ向かう開放感がとても心地よい。

空間に感動することがあまりだんだんと減ってきているのですが、久しぶりに良い場所にこれたと思いました。
5分ほど山道を登ります
滝。思ったより立派な、ちゃんとした滝です。
滝壺は風も発生して、とても涼しい
お地蔵さんがいて、緑はキラキラして、水が滴る
とても神秘的な空気です。
帰りにカフェで休憩。ハンモックなどで遊べる、居心地の良い場所です。

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