丹下建造建築 イサムノグチ石庭 草月流歴代家元の作品が同じ空間に存在している見どころの多い空間です。
丹下建築が完成間近という段になり、初代当主がイサムノグチにホール部分の製作を依頼したようです。
ホール。作品が撮影禁止のため、上のレストランから撮影。 下から見るべきものなので、上から見てもダメなんです。 |
そうであるのに初めから万事打ち合わせしてあったかのように建築空間と石庭は融合しています。…スゴイ。
回りながら少しずつ上段に、ぼんやりと上部から漏れ落ちる光に導かれるように最上段の光の扉に向かう様は、作品名「天国」にも思わず 納得してしまいます。
お花に関しても、今までイメージしていたものよりも立体的で自由で、正面からの姿と同じく、回り込みながら、視点を変えながら構成を楽しめるものでした。
こうやってすばらしい建築、彫刻、お花が一体となっている空間をみていると、「あー、いいな~」となぜかマッタリしちゃうんです。で、動けなくなる。家に帰っても「いいものみたなー」 とまたマッタリ。
住宅設計はこの建物に比べるととても小さなものですが、建築空間と光、照明計画や家具の配置、家のどこでどのように過ごすかということをデザインしなければいけません。
それらの関係がバッチリ決まると、これと同じようなマッタリ感動が生まるんですが、それを体現したくて建築やってるんだろうなー、と再確認した日でした。
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