おみせのかんばん |
さかのぼれば銀座にある「てんぷら 近藤」から始まります。
てんぷらのおいしさに感動して以来、続いているてんぷら巡りの第三弾です。
ちなみに、二つ目は麻布の「天冨良 よこ田」でした。
いろいろお話しを伺いながら分かったのですが、てんぷらのおいしさは、「素材の味を、そのまま出す」ということが最終目的としているようで、「調理しないこと」をとっても大事にされています。
もちろん調理はするのですが、提供されるまでに味がつけられることはありませんし、熱を通しすぎることもありません。唯一つけるコロモについても、
・「味としてのコロモ」はまったく不要で、目的は包むこと。味を逃がさないこと。
・コロモが破られた時に、蓄えていたうまみ、香りを出すこと が目的で、味を足すことが目的ではありません。
そんなシンプルな料理だからこそ、ものすごく気を使っていらっしゃいますね。
調理をする時の姿しか見えませんが、おそらく素材を選ぶ仕入れの段階がもっとも大事になるんだと思います。
それにしても、おいしい料理をいただくと幸せを感じてしまうのは何なんでしょうか?
野生のケモノは感じられないこのシアワセを…。
実は私たちがやっている住宅デザインとかなり共通するところがあるのですが、それはまた別の機会に。
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